社会保険・労働保険

人材不足の今、ハローワークでの求人票をみなおしてみる

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岐阜県の有効求人倍率は2018年3月で全国第4位でした。有効求人倍率とは 有効求人数を有効求職者数で割って算出し、倍率が1を上回れば人を探している企業が多く、下回れば仕事を探している人が多いことを示します。

2018年3月の全国平均の有効求人倍率は1.59倍、ちなみに1位から4位までは次の通りです。

1位:東京 2.07倍

2位:福井 2.03倍

3位:富山県 1.99倍

4位:石川県、岐阜県 1.97倍

 

私が学生だった頃の1999年の有効求人倍率は0.48倍でした(超氷河期と呼ばれてました)。過去を振り返って数字でみてみると、「超氷河期」は正にその通りです。

逆から考えると今の状況は企業側にとっては人材の「超氷河期」です。

先日6/11放送のNHKクローズアップ現代で「逆求人」の特集が放送されていました。

通常の就職活動は、学生が希望する企業へエントリーシートを送り、面接するかどうかは企業側が決める。というやり方が主流ですが、最近では逆求人就活サイトと呼ばれるサイトに学生がPRシートを書き、それを見た企業側が学生に面接を依頼するという就職活動の形態も出てきているそうです。

まさに立場が逆です。そして人材難はもっと深刻になるだろうと言われています。

 

『ハローワーク採用の絶対法則』の著者で社会保険労務士の五十川 将史さんのセミナーに参加してきました。

企業側がアピールする時代になったということで、ハローワークに求人票を出す際にも、工夫が必要です。

著書の言葉を借りれば「求人票を書くことは、ラブレターを書くこと」です。来てほしい人に来てもらうように、求人票に目がとまるようなものでなくてはなりません。

これも「逆求人」的です。アピールする側が売り手(仕事を探している人)から買い手(企業)に移り、今までは求職者が作成していた「エントリーシート」を、今度は企業が求人票という形の「エントリーシート」で積極的にPRをしなければいけなくなったということです。

 

 

私達、40歳前後の超氷河期で自己PRを積極的に求められてきた世代は、今度は企業側の人事で積極的にPRをしなくてはならない世代に当てはまっているような気がします。

チョット損、いや、ガンバっている世代なのかもしれません。

 

 

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