ふるさと納税、ニュースや情報番組で頻繁に取り上げられるようになって、この何年かで、利用者が急速に拡大しているそうです。
でも、「ふるさと納税」っていうネーミングはちょっと違うなと思います。
まず、「ふるさと」について
“ふるさと”って聞くと、田舎から都会に出てきた。みたいな感じです。
生まれも育ちも、今住んでいる場所もずっ~と同じ人にとっては“ふるさと”って言われても、ふるさと、無いんだよね。だから“ふるさと納税”って自分には関係ない。と思ってしまいそうです。
ところが、「ふるさと納税」は特に出身地とか、過去に住んでいたとか、全く関係ありません。
市町村に「寄付」する。
これが「ふるさと納税」です。別に“ふるさと”でなくても、出身地でなくても、特別な思い入れがあっても無くても、自分が指定する市町村に「寄付」する。=ふるさと納税なんです。
そして、「納税」
「ふるさと納税」っていうネーミングですが、その指定した市町村に“納税”するわけではありません。
じゃあ、何するの?っていうと、そうです。「寄付」です。
そして、寄付金控除という制度を確定申告を通して利用することで所得税・住民税が減額されます。
ですので、寄付しただけでは税金は安くなるわけではありません。確定申告が必要ですのでご注意ください。
ところで、寄付すると、その寄付した市町村から特産品などが寄付の“お礼”として送られてくるのですが、この、“お礼”。人気の市町村のお礼はすぐに「品切れ」になってしまうそうです。